朝ごはんを何かに置き換えてダイエットする人が増えています。そもそも朝ごはんを置き換える前提として今まで毎日朝ごはんを食べていたのでしょうか?
最近は多くの人が朝食を食べないで学校や仕事に行く人が多いとニュースで見たことがあります。朝ごはんはダイエットとしても、健康維持的にも必要なものなので、朝ごはんを食べないことはよくありません。
あなたはどうでしょう?朝ごはんを食べていますか?食べていましたか?
食パン1枚を何も付けずに口に入れていた?それは朝ごはんとは呼べないですよね。
朝ごはんなので、ご飯、お味噌汁、目玉焼きとか鮭でもノリでもおかずと一緒に食べることが朝ごはんです。パン食の人も同じです。パンと目玉焼き、牛乳でもコーヒーでも食事とは体内にエネルギーを取り込むことです。
朝ごはんもそうです。お昼までの体力維持のためのエネルギー源を確保するのが朝ごはんの役目です。つまり、本来の朝ごはんを置き換えることとは栄養を摂りながら、カロリーを減らすことが前提です。
今まで朝ごはんを食べていない人が酵素ドリンクやグリーンスムージーに置き換えしています。と、言う人がいますが、そもそも朝食を食べていないのですから、置き換えになっていません。
朝ごはんを食べていないのですから、朝の取得カロリーはゼロです。酵素ドリンクやグリーンスムージーを飲むだけカロリーを多く摂っていることになります。
これで、やせるんだ!といってもかなり無理があります。1日の摂取カロリーが減っていません。これではダイエット成功するわけが無いです。お分かりだと思いますが。
本来の例は、朝ごはん500Kcal食べていた人が、1杯10Kcalの酵素ドリンクに置き換えすることでマイナス490Kcalとなりました。
これを2週間続けると 490Kcal × 14日 で、大体7000Kcal減らすことが出来ます。
7000Kcalといえば体脂肪1キロ程度に値するので2週間後には1キロダイエットすることが出来ると予測できます。つまり、1ヶ月続けると2キロ程度ダイエット成功できるのではないでしょうか。
という話になるのです。
ダイエットとは計算することが可能なので、漠然とサプリメントを購入したからとか、酵素ドリンクを飲んでいるからとか言うのではなく、何日で何キロダイエットするのかをちゃんと計算することが大切なのです。
計算できるからこそ、朝ごはんを置き換えすればやせることが出来るのです。と、いえちゃうわけなんです。
実際にはこのようにうまくいかないかもしれません。なぜならば、朝食を置き換えて低カロリーにしても他のお昼と、夕食でカロリーオーバーしてはまったく意味が無いからです。
ダイエットの基本は
摂取カロリー < 消費カロリー
が基本です。
つまり、消費カロリーが少なければ運動をするなりしてカロリーを消費しないと体重は落ちません。どのくらいの量を食べると太るとか、このくらいの量だったら体重維持できる量だとか。まずは把握しておくことも大切です。
極端な例ですが、1日食パン3枚で体重をキープする人は4枚食べれば太るわけです。2.5枚にすればやせるわけです。
朝ごはんを置き換えるとはそういうことではないでしょうか。
朝食の置き換えで注意すること
カロリーと満腹感のバランスが大切だと思います。何を言っているかというと、カロリーのないものはパワーが出ません。消費するエネルギーがないので力が出ません。例えばゼロキロカロリーのお水をたくさん飲んだ場合確かにおなかは膨れます。満腹感というよりはおなか一杯になるでしょう。しかしエネルギーがないため持続力がありません。午前中の仕事や勉強に集中力がなく。効率的なことはできないでしょう。
こうなるとつい間食として余計なおやつやお菓子を食べてしまいがちです。せっかく朝食置き換えダイエットをしようとしているのに計画的な朝食置き換えができなくなってしまいます。
逆に多少カロリーのある例えばスムージーを朝食置き換えで飲んだとします。でも、量が少ないので物足りなさを感じてしまいます。100キロカロリーのスムージーを飲んで午前中を乗り切らないと。。。そう思っても消費できるカロリーはあるけどおなかが空いているため先ほどと同じように集中力がなくなってしまいます。空腹感があるとやはり何かを食べたくなる欲求がより大きくなるのでリバウンドと同じように朝食以上のカロリーを摂取することになりかねません。
つまりはこのほどほどのカロリーと満腹感が必要だということになります。満腹感があれば間食することもなくなります。おなかが満たされているので集中力もアップします。なので朝食を置き換えする場合はこのバランスを大切にするといい結果に期待が持てそうです。どちらかというと満腹感のほうに比重があったほうがいいかな。
食欲という欲求はカロリーがあるものを欲しているのではなく満腹感、満足感を欲しているのでこの欲求を満たすことで食欲は抑えられそうです。つまりカロリーが低くおなかが膨れるもの。腹持ちがいいもの。満腹感を得られるものは何かということに注意しながらあなたにあった朝食置き換えを見つけることが成功への近道になりそうです。
朝食置き換えはスムージーがいい?
ご飯やパンのような固形物を朝食に摂取することは一般的です。でも朝食置き換えとなると大体よくあるのはスムージー系が多いと思います。朝食を固形物から液体に変えることが多いですよね。考えられる理由としてスムージーなどの飲み物のほうが朝の忙しい時間帯にさっと済ませることができるという点があるとおもいます。ゆっくりテーブルで新聞を読みながらニュースを見ながら朝食をとるという人はとても時間に余裕がある人で、ほとんどの人は起きてから10分程度で着替えて出かけるのではないでしょうか。そうなると朝はゆっくりできる時間帯ではないのでモノをかむよりも飲み込んだほうが時間短縮できる。というところがメリットになります。
また、固形物よりも液体のほうが消化が早い。ということもあると思います。つまり忙しい朝にパパっと飲むことができてしかも消化も早くエネルギーに変えてくれる。そんなものがスムージー系が多い理由だと考えられます。基本は粉末を水で溶かして飲むのが良いでしょう。牛乳で割ったり、豆乳で割ったりすることでよりおいしくスムージーを飲むことはできますが、その分予定のカロリーよりも多くなるので気を付ける必要があります。
最初に話をしたことになりますが、何キロカロリー分を朝食として置き換えるのかということが前提となるのでおいしいとか飲みやすいというところもありますが、今一度考えるべきところでしょう。ということで朝食置き換えダイエットはスムージー系のような飲み物がメリットがあってよいということになるのではないでしょうか。